「冬にはホットカーペットの上でしか寝なかった犬たちが、今はどこでもぐっすり。『本当に暖かい家なんだ』と実感して嬉しくなります」とご夫妻は担当の木嶋さんに信頼を寄せる
シックな色合いの外壁と三角屋根が印象的な住まいは、傾斜地を利用してカーポートを配置した
森と面している裏側からの眺め。白い外壁の出っ張った部分が浴室になっている
入浴中にも外の景色を楽しむことができる、リゾートのような贅沢な浴室
大きな窓と玄関まで続く土間があるリビング。窓からは札幌を取り囲む藻岩山の稜線を見晴らせて、四季の移ろいが家中に広がる
シューズクロークに接する家族用玄関には、入ってすぐに手が洗えるトイレと兼用の手洗いスペースを確保
玄関を挟んで向こう側に設けたご主人の仕事部屋。もちろんここでも外の景色が楽しめるよう窓を配置
リビングの土間の一角に愛犬のくつろぎスペースを確保。壁の一部を開けて、玄関側の廊下への通路もつくっている
屋根の傾斜を生かした高い天井の吹き抜けが開放的。リビングの土間に勝手口があり、薪をスムーズに室内へ運び込める工夫がされている
個室へスキップフロアでつながる2階のホール。造作のベンチは蓋を開けると1階のランドリーコーナーのカゴへつながる穴が空いている
パントリーとランドリースペースを兼ねたユーティリティにも、庭に出られる勝手口がある
藻岩山の麓から中腹にかけて広がる住宅街の一角に建つＭさんご家族の住まい。
結婚当初から奥さんのご両親と2世帯の暮らしをしていましたが、高齢になったご両親が「坂がきついこの場所よりも、麓の買い物や通院にも出歩きやすい場所で暮らしたい」と転居したことをきっかけに、寒かった以前の住まいを自分たちのライフスタイルに合わせて建て替えしました。
「家を建て替えるなら、絶対に薪ストーブのある家にしたい」と考えていたMさんご夫妻。どんなストーブがいいか調べるためにショールームを訪れたときに、薪ストーブを取り入れた暮らしを提案している北清建設を知り、家づくりがスタートしました。
庭づくりやバーベキューなど、外遊びが好きな主人が気軽に外と家の中を行き来できる勝手口が欲しいことと、隣接する山の雑木林など、家の中から外の景色が存分に楽しめる窓の大きな家にしたいという希望を伝えたという奥さん。形になったプランは、ご夫妻が思い描いていた以上に暮らしやすさに配慮されていて、傾斜地を生かして外の景色や空間を暮らしの中に取り入れたもので、「さすがプロ！という感じでしたね」と、Mさんも嬉しそうに話します。
結婚して今は別の場所で暮らす娘さんも「父が気軽に外での時間を楽しめる家ができて、安心と嬉しさを感じます」と語る、趣味と立地を生かした住まいが完成しました。